しつけはいつから始めたらいい?
子犬だからまだいいかなと思ってしまうこともありますが、少しずつ遊び感覚でしつけのトレーニングはしていきたいものです
最初は何からがいいのか‥と迷ってしまうこともあるかと思いますが、やはりおすわりですね
おすわり、ふせ、マテなどの落ち着くためのトレーニングが適しています
子犬は興奮しやすいですよね
そんなときに落ち着く動きができると興奮を止めることができます
興奮が酷くなると、噛みつきや吠えにもなりますので、落ち着くことができると予防になります
我が家の4ヶ月のひめ
おやつ代わりのドッグフードをご褒美に使ってですが、毎日おすわり、ふせの練習をしています
落ち着いている時はできるようになりました!
でも興奮しているときは指示が入らなくてできないんですよね
まだまだです
子犬にはじめに教えたいのがおすわりです
おすわりは子犬のお尻が床についている状態です
おすわりができると飛びついてくる子犬の行動を抑制して落ち着かせることができるので、興奮しやすい犬には効果があります
簡単にできる子犬へのおすわりの教え方をご紹介しますね
おすわりの教え方
ステップ1
一口大のおやつ又はドッグフードを親指、人差し指、中指の3本の指で摘むように持ちます
立っている犬の前に立ち、犬の鼻先から耳と耳の間までおやつを持った手を上に上げていきます
犬の顔が自然と上に上がるので、犬のお尻が床につきやすくなります
子犬のお尻が床についた瞬間に「よし」といって持っていたおやつをあげます
ステップ2
おやつを持っているフリをして、同じように手を動かして誘導します
子犬のお尻が床についたタイミングで「おすわり」と言葉をつけます
ご褒美でおやつをあげます
繰り返し練習をすることで「お尻が床につくこと=おすわり」が理解できてきます
徐々に「おすわり」を言ってから手の誘導でできるようにしていきます
手の誘導でおすわりができないとき
何度練習しても手の誘導でおすわりができないときは、おやつを持っていない方の手を子犬のお尻に軽く添えてあげましょう
上を向きながらお尻に手を添えることで座らせることができます
また、壁の前で練習をすることでお尻が壁に触れるので、同じような効果があります
ぜひ、試してみてくださいね
しっかりとおすわりを教えるなら
ステップ2の「おすわり」の指示はつけずに、誘導している手の動きを小さくしていき、胸の前に手をおいただけでおすわりができるように練習します
上手にできたら褒めてあげておやつをあげます
練習を繰り返し、手の動き(ハンドシグナル)だけでできるようになると「おすわり」の指示が聞こえない場合でもできるようになります
胸の前に手を置いただけでおすわりができるようになったら「おすわり」の言葉をつけます
「おすわり」と言ってから、胸の前に手を持ってくる動き(ハンドシグナル)をつけます
上手にできたら褒めてあげておやつをあげます
「おすわり」の指示のみでできるように練習を繰り返します
「おすわり」の指示は一度のみです
できなければハンドシグナルをつけて座らせます
「おすわり」の指示は一度のみ
何度も「おすわり!おすわり!おすわり!」って言っていませんか?
何度も指示を出してしまうと、「おすわり!おすわり!おすわり!」が「おすわり」の指示だと学習してしまうんです
つまり、最初の「おすわり」は無視です
続けて出てきた「おすわり」の指示で、「面倒くさいなぁ」なんて思いながらおすわりをするようになってしまうことも‥
そう思うと、指示ひとつで座らせたいですよね
そのために少し練習は必要ですが、ハンドシグナルを使ってできるように練習をしておくことも必要です
できるようになったらご褒美を減らす
いつまでもご褒美がないと「おすわり」ができないというのも困りますよね
ご褒美付きの練習でおすわりができるようになったら、ご褒美のおやつを減らしていきます
減らし方は、2回ご褒美をあげたら、次の回はたくさん褒めてあげてご褒美はなしにします
子犬にとっては「あれ?」となりますが、次の回ではご褒美をあげます
このようにご褒美をあげるとき、あげないときをランダムにつくり、徐々にご褒美なしでもできるようにしていきます
それでも時々ご褒美は必要です
毎回ではなく、しっかり褒めること、時々おやつなどのご褒美をあげることを繰り返しながらしっかりできるようにしていきましょう
まとめ
子犬のしつけは遊び感覚で初めていきます
興奮しやすい子犬にとっては、おすわり、ふせ、マテは落ち着かせることができるしつけのトレーニングになります
最初はおすわりから、おやつなどのご褒美を使いながら練習していきましょう
ご褒美などのおやつがないとできないということを防ぐために、上手にできるようになったらしっかりと褒めるだけにして徐々におやつを抜いていく練習もするとよいです
子犬にとっては、興奮を抑えて落ち着かせることは、噛みつきや映えを防ぐことにもつながります
ぜひ、おすわりからしっかり教えていきましょう